屋久の宿「たぐち」は、大自然が創り出した荘厳なる芸術作品「生命の島・屋久島」にある夫婦で営むちいさなちいさな宿です。豪華ではありませんが、清潔で居心地の良い宿泊の提供を目指しております。 何もないのに何かがあるこの島を好きになるひとは、「こころの深い処が開かれた綺麗なひと」だと思っています。 私たちが大好きな神秘なるこの島で、五感を研ぎ澄まして「あなただけの屋久島」を見つけるお手伝いができれば幸いです。 ■ Greetings Yaku no Yado "Taguchi" is a small inn managed by us, a husband and wife duo, in a majestic art work "Life Island / Yakushima" created by Mother Nature herself. Although it is not luxurious, we aim to provide clean and comfortable accommodation. This island might seem to offer nothing, but if you take a deeper look you would find the hidden beauty of this wonderful place. We believe that the people who are able to see the beauty of this island are beautiful people themselves. It would be greatly appreciated if we could help sharpen your senses and find your definition of beauty on this mysterious island we love.

島・海・酒好き。 屋久島で透き通る海、旨い焼酎「三岳」と島に暮らす方々との運命的な出会いに使命を感じ、民宿のおやじになるために起業したＩＴ関連企業の経営から退き、ホテルマンの修行を開始。 ２０１６年秋に屋久島町民となり一湊集落で暮らし始め、２０１８年夏に念願の民宿を宮之浦集落でオープンし、めでたく宿のおやじとなる。 雑用担当。東京都出身。

「縄文杉日帰り登山」について 縄文杉登山には、通常「屋久杉自然館」から登山バスの利用になりますので、ご宿泊場所は安房方面を御利用のほうが時間にゆとりが生まれます。 当宿では、はじめて屋久島に来られる方には「縄文杉日帰り登山」（荒川登山口からの往復）はお勧めしていません。 決して「縄文杉」を否定しているわけではありません。できるだけ屋久島を楽しんでいただきたいので、アドバイスをさせていただきます。 「縄文杉」に思い入れのある方には失礼な助言になりますことをお許しください。 屋久島旅行の大半のかたが、２泊３日の滞在の中で「縄文杉」を目指しますが、もったいないと考えます。 お勧めしないのには、複数の理由があります。 ・登山経験の豊富な方には、ほとんど登山ではないコースですので、まず満足できないと思います。 荒川登山口から往復する場合、縄文杉を通過してからが、本格的な登山ですので、新高塚小屋手前の小高塚岳あたりまでは登りたいです。 百名山の宮之浦岳をアタックできる脚力があれば、白谷雲水峡を経由するコース等が楽しいです。 また、宮之浦岳ほかのピークをめざすのであれば、縄文杉を通過点にすることも可能です。 ・登山歴の少ない方には、あまりに長いコース（約23㎞）です。天候によりますが初心者には苦痛なだけ終わる可能性があります。 ・「縄文杉」の価値ですが、誤解されているのが一番長生きで一番大きいと思われていますが、古い情報です。 縄文杉は、科学的な検証により、樹齢がおよそ2170、環境省が発表した7200からはかけ離れた年齢でした。（2022年現在） 「縄文杉」は、一番古くもなく、一番大きくもない１本の杉に過ぎませんので、登山のゴール地点としてふさわしいか疑問があります。 ・初心者はガイドを利用することが多いですが、ガイドとの相性は重要です。 はじめて会う人と朝４時から夕方６時頃まで一緒に長い登山をするのですから、相性が悪いととても残念な気分になります。 ガイドの利点は、ピックアップと安全管理と割り切れれば、全ての要素がプラスになるのですが、なかなかそうならないことがあります。 ガイドショップによりますが経験値や年齢を無視して大勢で登ることもありますので、自分の時間や興味、ペース配分などのストレスを感じることもあります。 ガイドの利用価値は、安全に登り、安全に下ることの保険程度に考えることも大切かと思います。 さらに良い旅になりますようにサポートさせていただきます。